フラミンゴの卵を守れ 機内で孵卵器が故障、乗員の機転で命つなぐ

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客室乗務員に救われた卵の一つから生まれたフラミンゴのサニー/Jeremy Dwyer-Lindgren/Woodland Park Zoo

客室乗務員に救われた卵の一つから生まれたフラミンゴのサニー/Jeremy Dwyer-Lindgren/Woodland Park Zoo

(CNN) 米アラスカ航空の旅客機でジョージア州アトランタからワシントン州シアトルの動物園へ運ばれる途中だったフラミンゴの卵6個が、客室乗務員の機転と乗客の助けで救われる出来事があった。

アトランタの動物園で選ばれた卵6個は昨年8月、繁殖期のフラミンゴがいなくなったシアトルのウッドランドパーク動物園に提供された。同動物園の飼育員がポータブル孵卵器(ふらんき)で温めながら、旅客機でアトランタからシアトルまで約6時間かけて卵を運ぶ予定だった。

ところが飛行中に孵卵器が故障した。

飼育員はすぐに助けを求め、客室乗務員のアンバー・メイさんに事情を説明した。

メイさんはギャレー(調理室)でゴム手袋を見つけると、お湯を入れて飼育員のところへ戻った。

2人はお湯を入れた手袋で卵を包み、温かい巣をつくった。近くにいた乗客たちも、温かさを保つためにコートやスカーフを提供してくれた。

メイさんは目的地に到着するまで卵の様子をチェックし続け、お湯が冷めると新しい手袋に交換した。

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