ティックトック、半数超の州で政府端末からのアクセス制限 米

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米国の半数超の州で、州政府の端末による動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」へのアクセスが制限されていることがわかった/Adobe Stock

米国の半数超の州で、州政府の端末による動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」へのアクセスが制限されていることがわかった/Adobe Stock

(CNN) 米国の半数超の州で、州政府の端末による動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」へのアクセスが一部または全部禁止されたことが、CNNの分析から明らかになった。知事や州当局が最近相次ぎティックトックの制限措置を打ち出していることが背景にある。

ティックトックは米国内に少なくとも1億人のユーザーを抱える。州による規制強化は共和党州か民主党州かを問わず、米国のあらゆる地域に及んでいる。

多くの州ではティックトックを行政措置の対象とし、州政府のネットワークや端末から排除する措置を打ち出している。ただ、一部の州はさらに踏み込み、対話アプリ「微信(ウィーチャット)」や「支付宝(アリペイ)」など、中国とつながりのある他のアプリも禁止リストに加えた。

一部の州では、ティックトックを制限するための立法も検討している。これは連邦議会での同様の取り組みと呼応したものになる。

米国ではこのところ、ティックトックのユーザーデータを巡る安全保障上の懸念が再燃。データが中国政府の手に渡る可能性を危惧する声が出ている。昨年後半には、米国内でのサービス提供継続が可能かどうかを巡るティックトックと米政府の交渉が行き詰まったと報道が出る中、二十数州が制限を発表した。

ティックトックによれば、国家安全保障を巡る合意は依然として検討されており、安保上の懸念を解消するには連邦当局との合意が最善の道だとしている。

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