ティックトック、米オラクルと提携へ マイクロソフトには売却せず

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ティックトックが米オラクルと提携する方針であることが分かった/Drew Angerer/Getty Images

ティックトックが米オラクルと提携する方針であることが分かった/Drew Angerer/Getty Images

ワシントンDC/ニューヨーク(CNN Business) 動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」がトランプ政権の国家安全保障上の懸念に対応するため、米国でオラクルと提携する。この案件に詳しい関係者が明らかにした。

トランプ大統領は8月に発表した大統領令でティックトックの禁止を打ち出し、ティックトックの米国事業を中国の親会社、北京字節跳動科技(バイトダンス)から切り離すことを求めていた。

ティックトックとオラクルの合意の詳しい内容は不明だが、完全売却とは形容していない。これに先立ちマイクロソフトは、バイトダンスからのティックトック米国事業買収は行わないと発表していた。

マイクロソフトはブログへの投稿で、「我々の提案は、国家安全保障上の利益を守りながら、ティックトックのユーザーにとっても良いものになると確信していた」と説明。「そのために、同サービスでセキュリティー、プライバシー、オンラインの安全確保、偽情報対策に関する最高の基準を満たすための重要な変更を行う予定だった。そうした原則は我々の8月の声明で明白にしていた」と強調した。

バイトダンスにコメントを求めたが返答はなく、ティックトックからも今のところ返答はない。

トランプ大統領や米国の政治家は、ティックトックを国家安全保障に対する脅威と位置付けていた。一方、ティックトックはこれを否定、大統領令は極めて政治色が強いとして提訴していた。

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