模倣品工場から脱却、モバイル業界の中心へ 中国

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インターネットに対する検閲も経営リスクとは見ていないという

インターネットに対する検閲も経営リスクとは見ていないという

中国のモバイル企業が躍進している背景には、北京当局のお墨付きもある。規制緩和などを通じて、中国政府が政治面から積極的に企業のイノベーションを支援しているのである。バラ氏も当局の紹介により各地のモバイル通信サービス企業と連携を深めており、「中国では物事を動かすためのシステムが構築されている」と認める。

もちろん、中国でインターネット検閲を敷いているのも、同じ当局だ。だが現地の企業は検閲を経営リスクとは捉えておらず、単に法的な状況とみなしている。

ただ、いくら政府の支援があるとはいえ、中国が難しい市場であることには変わりない。消費者の財布のひもは固い。企業が海賊版や模倣製品を気に留めている余裕はなく、ただひたすら前進あるのみだという。

最後に中国3大モバイルアプリをおさらいすると、以下のようになる。

1.(恋人も含めた)出会いには「Momo(陌陌)」

2.タクシーをつかまえるには「Didi(嘀嘀打車)」

3.その他すべてには「ウィーチャット(微信)」

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