「反体制」ツイートで2人に禁錮刑 サウジ

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反体制的な書き込みなどを理由に禁錮刑

反体制的な書き込みなどを理由に禁錮刑

(CNN) サウジアラビアで今週、短文投稿サイト「ツイッター」などへの反体制的な書き込みなどを理由に、男2人が禁錮刑を言い渡された。

国営サウジ通信(SPA)が司法当局報道官の話として伝えたところによると、2人のうち1人はすでに禁錮3年の刑で服役している。ツイッター上で反体制デモへの参加を呼び掛け、「逸脱したイデオロギー」を広めようとした罪で、10日に禁錮10年を言い渡された。サウジ当局は、国際テロ組織アルカイダに関連した思想を逸脱したイデオロギーと呼ぶことが多い。

もう1人はアブドラ国王を侮辱した罪と、政治囚の家族らにツイッターや動画投稿サイト「ユーチューブ」を使った抗議運動を呼び掛けた罪に問われ、9日に禁錮8年の判決を受けた。さらに出所後8年間は移動を制限されるほか、ツイッターなどソーシャルメディアへの投稿も禁じられる。この人物は過去にも同様の容疑で逮捕されたことがあり、「2度としない」と約束して釈放されていたという。

2人の名前は公表されていない。

サウジ内務省は7日、イスラム組織の「ムスリム同胞団」や「イラク・シリア・イスラム国」(ISIS)を正式にテロ組織に指定し、過激派の活動に参加した者には厳しい禁錮刑を科すと発表したばかり。これに対し、人権団体などから「反体制派を取り締まるための口実」「言論や宗教の自由を厳しく制限しようとする意図と、テロ対策を混同している」との批判が寄せられていた。

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