ツイッターは怒りの感情のたまり場か

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ミス・アメリカに誹謗中傷のツイート

(CNN) 開設から7年がたち、5億人以上のユーザーがニュースや気の利いた一言、馬鹿げた冗談などを発言するようになった短文投稿サイトの「ツイッター」。しかし怒りをぶつける場としても利用されやすく、そうした怒りは瞬く間に広がる傾向があると専門家は指摘している。

ミス・アメリカに初めてインド系女性のニーナ・ダブルリさんが選ばれた当日。ツイッターには直後から、「これはミス・アメリカだ。ミス外国じゃない」「おめでとうアルカイダ。君たちの1員がミス・アメリカになった」などのコメントが相次いだ。

スポーツやテレビ番組、政治、マスコミの報道などについて何か否定的な発言をしたい時、多くのユーザーがツイッターに向かう。そうした現象について、ツイッターはユーザーの理性を失わせている一面もあると解説するのはサンディエゴの精神科医、デービッド・リース氏。

「走り書きして送信ボタンを押すのはとても簡単だ。深く考えることなく衝動的に発言できる」。昔であれば、怒りにまかせて手紙を書いても封筒に入れるまでには冷静になれた。しかし「ツイッターではその必要がない。反響や反論があったとしても、それを目にするとは限らない」とリース氏は解説する。

衝動性に加えて、匿名性や結果がどうなるかというの想像の欠如、荒らし願望など、ツイッターの発言が辛辣(しんらつ)になりがちな要素はほかにもある。

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