イスラエルにサイバー攻撃 アノニマスが犯行声明

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Twitterサイトより

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(CNN) イスラエル政府によると、同軍がパレスチナ自治区ガザへの空爆を始めてから、政府関連サイトに激しいサイバー攻撃が集中している。国際的ハッカー集団「アノニマス」が犯行声明を出した。

イスラエル情報当局責任者が18日に語ったところによると、同国が先週受けたサイバー攻撃は4400万件に上った。同責任者は「実戦とソーシャル・ネットワーク、サイバー攻撃という3つの前線で戦いが続いている」と指摘。サイバー攻撃の犯人は政府サイトへのアクセス妨害を図っているとして、「政府のコンピューターシステムを守ることが非常に重要だ」と述べた。

一方アノニマスは、イスラエルによる「パレスチナ人への野蛮で残酷な扱い」に抗議するため、サイトをサービス停止に追い込んだりユーザー情報を流出させたりしたと主張。先週以降に停止させたり改変したりしたというイスラエル系サイト650件のリストを発表した。

アノニマスはまた、19日朝ツイッターで、別のハッカーたちがマイクロソフトの検索エンジン「ビング」やポータルサイト「MSN」、ネット通話の「スカイプ」のイスラエル版も改変したと発表した。アノニマス関連サイトには「2012年11月はイスラエル軍とネット・セキュリティー部隊にとって記憶に残る月となるだろう。これはサイバー戦争だ」との声明が掲載された。

ただイスラエルのシュタイニッツ財務相は、被害は限定的だと主張する。同氏はロイター通信に、近年開発を進めてきた防衛システムが功を奏し、1件のサイトで10分間サービスが停止されただけにとどまっていると話した。

14日以来の武力衝突では、パレスチナ側で約100人、イスラエル側で3人の死者が出ている。

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