運転中の携帯メールはダメ、AT&Tが「誓い」呼び掛け 米国

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(CNN) 米大手通信会社AT&Tが、運転中の携帯メール操作を慎むよう促すキャンペーンを展開中だ。9月19日を「誓いの日」と定め、この日に向けて専用サイトで誓いを立てるよう米国の利用者に呼びかけている。

キャンペーンの一環として同社が制作したCMは、ロンドン五輪の中継でも放送された。車いすを利用する男性が「携帯メールのせいで自動車事故が起き、僕の一生が変わってしまった」と訴える内容。こうしたショッキングなCMについて同社のランドール・スティーブンソン最高経営委責任者(CEO)は、「不快感を与えなければ人の気持ちは動かせない」と強調する。

米調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、運転中にメールの作成または送信をしたことがある人は2010年の調査で20%に上り、1年間で50%増えた。AT&Tの調査では、10代では43%が操作経験があると答えた。バージニア工科大学は、携帯メールを操作していると事故に遭う確率が23倍になるとの調査結果を公表している。

キャンペーンは携帯電話業界のCTIAや米運輸省が後援しているほか、AT&Tと競合するスプリントやベライゾンもさまざまな形で運転中の携帯メール操作を慎むよう呼びかけている。

スティーブンソンCEOは「AT&Tだけでは世間の注目を十分集められない」とこうした動きを歓迎し、「これは人の死がかかわる極めて深刻な問題だ。すべての人に認識してもらい、このトレンドを覆さなければならない」と力を込めた。

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