米アップル4~6月期決算、増収増益も市場予想下回る

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アップルのクックCEO

アップルのクックCEO

ラスベガス(CNNMoney) 米アップルが24日発表した4~6月期決算は、売上高が前年同期比23%増、純利益が同21%と伸びを示したものの、市場の予想を大きく下回った。

発表によると、売上高は予想されていた372億ドルに対して350億ドル(約2兆7000億円)。純利益は88億ドル(約6900億円)で、1株当たり9.32ドルだった。アナリストらは1株当たり利益が10.36ドルに上ると予想していた。

製品別の販売台数では、タブレット型端末iPad(アイパッド)が1700万台を記録した。3月に発売された第3世代に加え、100ドル値下げして引き続き販売した第2世代が学校などで好調な売れ行きを示した。ただ値下げの結果、1台当たりの利益は1年前の653ドルから538ドルに縮小した。

主力製品の高機能携帯電話iPhone(アイフォーン)の販売台数は2600万台で、前期から急減した。減速が予想されたとはいえ、アナリストらは2900万台の販売を見込んでいた。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は予想を下回った原因として、新型iPhoneが近く発売されるとのうわさが流れていることや、欧州の経済不安を上げた。一方で、中国の需要は依然として堅調だと述べた。

ラインアップ刷新が6月にずれ込んだパソコンのマックは400万台と、前年同期をわずかに上回った。携帯音楽プレーヤーiPod(アイポッド)は前年同期を下回り、680万台にとどまった。

アップルは7~9月期の業績予想についても売上高380億ドル、1株当たり利益7.65ドルと、市場の観測を大きく下回る数字を示した。

同社の株価は時間外取引で5%下落した。

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