宮崎駿監督が2度目のアカデミー賞、国内でも喜びの声

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「君たちはどう生きるか」の1シーン/Studio Ghibli/GKIDS/AP

「君たちはどう生きるか」の1シーン/Studio Ghibli/GKIDS/AP

(CNN) 第96回米アカデミー賞の授賞式がこのほど開催され、宮崎駿監督(83)が「君たちはどう生きるか」で長編アニメーション賞を受賞したほか、「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」が視覚効果賞を受賞し、日本のファンやアーティストから喜びの声が上がった。宮崎監督にとっては2度目のアカデミー賞受賞となる。

近年のアカデミー賞は、アジアで制作された作品やアジア系の役者が多く登場する作品が目立っている。韓国で作られたスリラー映画「パラサイト 半地下の家族」は2020年のアカデミー賞で非英語作品として初めて作品賞を受賞した。

米国に移住した中国人一家が経験する文化の違いをテーマにしたコメディー映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」は昨年のアカデミー賞を席巻し、7冠を達成した。

そして、今年のアカデミー賞で光があたったのは日本の才能だった。

「君たちはどう生きるか」は「マイ・エレメント」や「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」といった人気作を抑えて長編アニメーション賞を受賞した。

宮崎監督にとっては「千と千尋の神隠し」以来、2度目のアカデミー賞だった。

日本のポップカルチャーに関する著作のあるローランド・ケルツ氏は、40年近くにわたる作品の質の高さのおかげで、スタジオジブリの名声は過去20年間で劇的に高まったと指摘する。

ケルツ氏は、アカデミー賞にとっては、宮崎監督の芸術的な才能を認め、多くの米国製アニメ作品の特徴である純粋な娯楽としてのアニメと日本のアニメとの違いを理解できると示すことのほうが、より重要かもしれないとの見方を示した。

「日本」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]