バイデン氏勝利に1.4億円賭けた人物、まだ配当受け取れず 英賭けサイト
ロンドン(CNN Business) 米大統領選が終わっていない人物が1人いる。次期大統領になるのはバイデン氏だと100万ポンド(約1億4000万円)を賭けた人物だ。
この人物は先月29日に世界最大級の賭けサイト「ベットフェア・エクスチェンジ」で巨額の賭けを行った。今回の大統領選は同サイトで単一のイベントで過去最高の賭け金を集める状況となっている。
CNNを含むメディア各社はバイデン氏の当選確実を伝えた。だが、この人物はまだ54万ポンド(約7500万円)の利益と元手の100万ポンドをまだ回収できていない。ベットフェアの広報担当は9日、結果が公式に確認されれば決済が行われるとの方針を示した。
ベットフェアの6日の発表によると、賭けは通常、メディアの当選確実の結果の宣言と候補者による敗北宣言を受けて決済される。だが今年はトランプ大統領が敗北を認めず法廷闘争に臨む姿勢を示しており、公式な結果の確認が遅れそうだ。
ベットフェアは、どの候補者が過半数の選挙人団の票を得られるか確実になったら決済が行われると言及。そのために「継続している票の集計、再集計、結果に対する潜在的な法的闘争の全てについて状況が明確になるまで待つ必要がある」と説明する。
バイデン氏への100万ポンドの賭け金は過去3番目に多い金額。賭けた人物は匿名を希望しているという。
今回の選挙は5億6700万ポンド(約792億円)と過去最高額を集めた。前回2016年の大統領選は1億9900万ポンド、ボクシングのフロイド・メイウェザーとコナー・マクレガーの世紀の一戦は5100万ポンドを集めていた。