オランダ人アーティストの巨大ウサギ、火災で損傷 台湾

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火災で損傷した巨大ウサギのビフォー(左)アフター

火災で損傷した巨大ウサギのビフォー(左)アフター

(CNN) 台湾北部の海軍桃園基地で芸術祭に出品されていた巨大なウサギのオブジェが15日、火災で一部損傷した。

ウサギはオランダ人アーティスト、フロレンタイン・ホフマンさんが、同基地で4日から開催されたイベント「桃園地景芸術節」のために制作した。イベントは14日に終了し、片付けの作業が始まっていた。

地元当局によると、作業チームはすでにウサギの耳と頭部を撤去していた。作業に使ったチェーンソーの火花が引火したとみられ、胴体、脚部分の約5%が黒焦げとなった。ウサギは高密度のポリエチレン製の不織布を貼り合わせてできていた。

展示責任者は「短期間の展示向けの特別制作で、イベントが昨日終了していたのは幸いだった」と述べた。チームは台風の接近に備え、撤去作業を急いでいたという。

知らせを受けたホフマンさんは「だれもけががなくてよかった。台湾の皆さんからの愛が熱すぎたのかもしれない」と話している。

ホフマンさんの作品では、巨大なアヒルのオブジェ「ラバーダック」が有名だが、ベルギーの港でメッタ刺しにされたり台湾で破裂したり、香港でしぼんでしまったりと、世界各地で災難に遭っていた。

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