「義足ランナー」ピストリウス被告、法廷で発砲の経緯を証言

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IPC陸上競技世界選手権大会でのメダルを見せるピストリウス選手=2011年

IPC陸上競技世界選手権大会でのメダルを見せるピストリウス選手=2011年

(CNN) 南アフリカの両足義足ランナー、オスカー・ピストリウス被告(27)が恋人のリーバ・スティーンカンプさんを射殺した罪に問われている裁判で、同被告は9日、事件当時の経緯について法廷で証言し、リーバさんを殺すつもりはなかったと改めて主張した。

ピストリウス被告は昨年2月14日の未明、南アフリカ・プレトリアの自宅で、浴室内のトイレにいたリーバさんをドアごしに銃で撃って殺害したとして起訴された。

裁判では7日から弁護側の被告尋問が行われている。同被告は同日、リーバさんの遺族に涙ながらに謝罪した。

8日までの証言では、浴室からの物音を聞いて何者かが侵入したと思い込み、リーバさんと知らずに発砲したと主張した。トイレのドアを破って中に入ると、リーバさんが血を流して倒れていたという。被告は「わけが分からず、どうしたらいいのか分からなくてただ叫ぶばかりだった」と話しながら泣き崩れ、判事が証言を切り上げる判断を下していた。

9日には引き続き、リーバさんを見つけて助けを呼んだ時の様子などを語った。

検察は、ピストリウス被告が激しい口論の末にリーバさんを射殺したと主張する。近隣には銃声が響く前から、おびえた女性の叫び声が聞こえていたとの証言もある。

被告はこれまでの公判で、リーバさんを深く愛していたと供述。弁護側は証拠として、被告の携帯電話に残っていたリーバさんとの親密なメールのやり取りを示した。これに対して検察側は、被告の怒りや嫉妬心が伺えるメールを提示している。

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