フィリピン大統領、問題発言の封印宣言 「神のお告げ」で

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フィリピンのドゥテルテ大統領

フィリピンのドゥテルテ大統領

(CNN) 数々の反米発言や悪態で物議を醸しているフィリピンのドゥテルテ大統領は29日までに、「神のお告げ」があったとして今後はこれらの発言を封印すると宣言した。

日本訪問を終え、比南部ダバオの国際空港に到着した際に述べた。ドゥテルテ氏によると帰国途次の機中で「ののしるような発言を止めないのなら搭乗機を墜落させる」との声が聞こえたとし、「まさに神のお告げだった」と述べた。

これを受け、混乱を生じさせるような言動は控えることを神に誓ったと述べた。また、「神への誓いはフィリピン国民への誓い」とも続けた。同大統領は最近、神の存在を疑問視するような言動を示したこともあった。

ドゥテルテ大統領はこれまで、オバマ米大統領とローマ・カトリック教会のフランシスコ法王を「ろくでなし野郎」と罵倒(ばとう)。駐比米大使を「同性愛のろくでなし野郎」とこき下ろしたことがある。オバマ氏をののしったことで首脳会談が取り消される結果にもなっていた。

ドゥテルテ氏のダバオ国際空港での発言は集まった支持者らの喝采を受けたが、同大統領は「余り拍手しないで。(問題発言の封印宣言が)失敗するかもしれないから」とも付け加えていた。

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