ロシア、独自の宇宙ステーション建設でBRICSに参加呼び掛け

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昨年8月、モスクワでのフォーラムで展示されたロシアの宇宙ステーションのモデル/Maxim Shemetov/Reuters/File

昨年8月、モスクワでのフォーラムで展示されたロシアの宇宙ステーションのモデル/Maxim Shemetov/Reuters/File

(CNN) ロシア国営メディアは24日、宇宙機関ロスコスモスのボリソフ総裁がブラジル、インド、中国、南アフリカに、宇宙ステーションの共同モジュール建設に参加するよう呼び掛けたと報じた。

ロシアは昨年、米航空宇宙局(NASA)との長年の協力関係を断ち切り、国際宇宙ステーション(ISS)から撤退する方針を発表。独自の宇宙ステーション建設計画を進めている。

新たな宇宙ステーションの設計責任者が2月、ロシア国営メディアに語ったところによると、2027年に最初のモジュールを打ち上げ、28~30年にはさらに追加のモジュールを投入する計画だ。

ロシアとブラジル、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)が24日に南アフリカで開催した会合で、ボリソフ氏が共同体制を提案した。

国営メディアによると、同氏はさらに、アフリカ諸国に独自のモジュールを建設する機会を提供すると申し出たことを報告し、他国との協力に前向きな姿勢を改めて示した。

ロシアは旧ソ連時代に「サリュート」「ミール」という独自の宇宙ステーションを運用し、20年以上前からISSに参加してきた。NASAは昨年、ISSの運用を30年まで延長すると発表している。

ISSから排除されてきた中国は昨年、独自の宇宙ステーションを完成させ、同11月には初めて有人宇宙船をドッキングさせて飛行士3人を送り込んだ。

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