小惑星が接近、「非常に近い」距離を通過へ NASA

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地球と月の距離の10分の1以下まで小惑星が接近する見通し=NASA/JPL提供

地球と月の距離の10分の1以下まで小惑星が接近する見通し=NASA/JPL提供

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、新たに見つかった小惑星が米国時間の7日、地球から「非常に近い」距離を通過すると発表した。

小惑星「2014RC」の直径は推定18メートル。米アリゾナ州にある観測所が8月31日に発見した。日本時間の8日午前3時18分ごろ、ニュージーランドの上空を通過する見通し。

NASAによると、この小惑星が地球に衝突したり、地球軌道を周回する人工衛星に衝突したりする恐れはない。肉眼では見えないものの、望遠鏡を使えばアマチュア天文家でも観測できそうだという。

地球を脅かす恐れのある小惑星は大量にあるとNASAは推定する。しかし近い将来、地球に衝突する可能性のあるものは現時点で見つかっていないという。

ただ、発見されないまま地球に接近する小惑星もある。2013年2月に大気圏に突入した小惑星は、ロシア上空で爆発して1500人あまりが負傷した。この爆発は核爆弾30発分もの威力があったが、事前の観測では見つかっていなかった。

一方、NASAが発見して観測を続けていた別の小惑星は、同じ日に無事、地球付近を通過した。

NASAは地球に被害をもたらす恐れのある小惑星の追跡を加速させ、地球からそらす方法について研究を進めている。

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