宇宙初期に存在した光の総量の測定に成功 米科学誌

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研究チームは次に、宇宙に存在すべきガンマ線量を推計。銀河系外背景光がガンマ線を吸収する性質を利用し、推計値から実際に観測された線量を差し引くことで、背景光の総量を推定した。

この研究によると、銀河系外背景光の大半を占めるのは、望遠鏡によって直接観測できる銀河からの光だ。従って、望遠鏡で観測できないような小さい銀河からの光の量は限られることになる。ここから、初期の宇宙に存在したブラックホールや巨大な星の上限も見えてくる。

「将来出てくるであろう銀河やブラックホールの形成・進化に関するモデルはすべて、この制約を満たす必要があるだろう」と専門家は語った。

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