ミッキーやミニーが労組に?、「中の人」が加入の意向 米ディズニーランド

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ステージに立つディズニーのキャラクター=米カリフォルニア州アナハイム/Mario Anzuoni/Reuters/FILE

ステージに立つディズニーのキャラクター=米カリフォルニア州アナハイム/Mario Anzuoni/Reuters/FILE

ニューヨーク(CNN) 米カリフォルニア州のディズニーランドでミッキーマウスやミニーマウスなどのキャラクターを演じている従業員が、俳優などでつくる労働組合エクイティへの加入を目指している。

エクイティはディズニーランドのキャラクター部門とパレード部門の従業員1700人を加入させたい意向で、従業員の加入の意思を問う署名カードを集めた結果、3日間で国家労働関係委員会の選挙を申請するために必要な30%以上の支持を獲得したとしている。ただ、選挙の申請は60%以上の支持を獲得するまで待ち、ディズニーが自発的に組合を承認することを求める意向。

フロリダ州オーランドのディズニー・ワールドで同じ仕事をしている従業員は何年も前から組合に加入している。組合によると、パフォーマー(キャラクターの「中の人」)が受け取る給与は最近まで、ディズニー・ワールドの方がディズニーランドよりも多かった。

ディズニー・ワールドでは労働組合連合と経営陣が昨年結んだ労働契約に基づき、パフォーマーの最低賃金は時給21.30~23ドル(約3200~3460円)とされた。一方、ディズニーランドのパフォーマーの時給は昨年暮れに組合組織化の動きが始まるまでは20ドルで、年末になって24.15ドルに引き上げられた。

ただし生活費はディズニーランドがあるカリフォルニア州オレンジ郡の方が、フロリダ州オーランドよりもはるかに高く、住宅費は2倍を超す。

エクイティのケイト・シンドル代表は「ディズニーランドは特別な場所だと誰もが認識している」「だがマジックだけでは家賃は払えない」と話した。

ディズニーは「我々のキャストには、個人の選択を認める秘密投票の権利があると確信している」とコメントしている。

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