ロシアへのウォッカ輸出停止 国内の反発で スウェーデン企業

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米バージニア州アレクサンドリアの店舗に並ぶ「アブソルート・ウォッカ」のボトル/Alex Wong/Getty Images

米バージニア州アレクサンドリアの店舗に並ぶ「アブソルート・ウォッカ」のボトル/Alex Wong/Getty Images

(CNN) 北欧スウェーデンのウォッカ製造企業「アブソルート・ウォッカ」は22日までに、ロシアへの製品輸出を再度停止する方針を発表した。

同社の親会社「ペルノ・リカール」の報道担当者がCNNの取材に確認した。同社はロシアによるウクライナ侵攻が始まった後、ロシアへのウォッカの輸出を中断。

ただ、昨年末になりアブソルートを含めた傘下のブランド製品の一部の輸出を再開していたが、スウェーデン国内で反発を招いていた。

アブソルートの最高経営責任者(CEO)は最近の声明で、スウェーデン内でのここ数日間の動向は同社製品が国内の広範な地域社会で担っている役目を明確に反映したものとし、ロシアへの輸出中止を決めたと述べた。

同CEOは、国際的な制裁や地元での法的な規制を受けロシア内での事業活動は大きく減らし、市場調査・開拓に関する投資は中止したと説明。ペルノ・リカールによる輸出再開については、限られた供給量を通じて事業の継続性を確保するためのものだったとも弁護した。

ただ、同社は従業員やパートナーが置かれている環境に注意を払うべき責務を担っているとし、「彼らをどのような形態であれ大規模な批判にさらすことはできない」と主張した。

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