全米各地の空港作業員、スト突入へ 労働条件改善訴え

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全米各地の空港で清掃作業員などがストに踏み切るとみられる

全米各地の空港で清掃作業員などがストに踏み切るとみられる

ニューヨーク(CNNMoney) 米シカゴ、ボストン、ニューヨーク市、ニューアーク、フィラデルフィア、フォートローダーデールの各空港で、現地時間の18日夜から19日にかけて、空港清掃員などの組合がストを実施する。

ストに参加するのは機内や空港内の清掃を担当する作業員数千人で、業務委託先と契約してジェットブルー、デルタ、ユナイテッド航空の業務を行っている。医療手当ての支給や賃上げなどの契約条件改善を求めてスト実施を決めた。

フォートローダーデールでは清掃作業員のほか、手荷物係や車いす係、守衛などもストに加わる。

ジェットブルーの広報は、運航に支障が出ないよう、関係先と連携して対応すると説明。ユナイテッドも乗客へのサービスに支障を出さないための緊急時対応計画があると説明した。

ニューヨーク市内の空港を運営するニューヨーク・ニュージャージー港湾局は昨年、空港作業員の時給を10.10ドル(約1250円)に引き上げると表明。しかし組合側は、それでは不十分だと主張していた。

ストに参加を予定しているジーン・ティマーさん(41)は機内の清掃作業員で、夜勤のシフトの時給は10.10ドル。「これでは家族を養えない」と話し、「安全面の不安も大きい。もしけがをしたとしても、医療費は自分で負担しなければならない」と訴えている。

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