上海市のファストフード店、食材供給元を開示 当局が指示

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マクドナルドもOSIの工場からの調達中止に踏み切った=マクドナルド提供

マクドナルドもOSIの工場からの調達中止に踏み切った=マクドナルド提供

香港(CNNMoney) 中国・上海の食品会社が期限切れ食肉などを出荷していた問題で、上海市の当局は13日までに、マクドナルド、バーガーキング、KFC、ピザハットなどのファストフードチェーン各社に対し、市内の店舗に食材などを供給している業者の一覧を開示するよう指示した。

大半のチェーン店は中国語サイトに業者の一覧を掲載し、ハンバーガーの材料や食用油などの供給元を明らかにした。

今回の問題では、上海の食品加工場で従業員が食肉を素手で扱っている様子などが7月にテレビで放映され、消費者の不信感が高まっていた。

問題が発覚した上海福喜食品の工場は閉鎖され、同社はこの工場で処理した製品を回収。影響は日本にも及んだ。

ファストフード各社は相次いで上海福喜食品の親会社である米OSIとの契約を打ち切り、マクドナルドもOSI工場からの調達中止に踏み切っている。同社広報は12日、政府による調査が完了した時点でこの措置は見直すかもしれないと話した。

KFCやピザハットを展開するヤム・ブランズは、今回の問題が業績に響く可能性があると予想している。

日本マクドナルドも売り上げの落ち込みを予想し、安全をアピールするため主要原材料の原産地などの情報を公開している。

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