「ダイアナ元妃から王室の電話帳受け取った」 元記者が証言

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ロンドン(CNN) 英大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」が王室関係者などの電話を盗聴していたとされる問題の裁判で、同紙の元王室担当記者が故ダイアナ元妃から王室関係者の電話番号が載った電話帳を受け取っていたことを明らかにしたと英メディアが伝えた。

証言したのは同紙の記者だったクライブ・グッドマン被告。英通信社プレス・アソシエーションが伝えたところによると、ダイアナ元妃が電話帳や王室内の情報を、ロンドンにあった同紙のオフィスに送ったという。

グッドマン被告によればダイアナ元妃はチャールズ皇太子と別居するなどつらい時期にあり、「味方」を必要としていたという。

グッドマン被告は、「ダイアナ元妃は夫のために働いている人々や王室の規模がどれほどのものか見て欲しいと考えていた」とし、「元妃は夫の周辺の人々から強い圧力を受けていると感じ、夫とやり合ってくれる仲間を探していた」と述べた。

元妃から受け取った電話帳は、王族やスタッフの部外秘の電話番号が載っている通称「グリーンブック」と呼ばれるもので、グッドマン被告宛ての封筒に入れられ、オフィスまで届けられたという。

グッドマン被告は、受け取った情報に対する代価は払っていないと述べた。

ニューズ・オブ・ザ・ワールドはメディア王ルパート・マードック率いるニューズ・コープの英子会社の傘下にあったが、誘拐・殺害された少女の携帯電話を盗聴したとされる問題で2011年に廃刊に追い込まれた。

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