ウクライナ北部にミサイル攻撃、14人死亡

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ロシアのミサイル攻撃で破壊された建物=17日、ウクライナ北部チェルニヒウ/Valentyn Ogirenko/Reuters

ロシアのミサイル攻撃で破壊された建物=17日、ウクライナ北部チェルニヒウ/Valentyn Ogirenko/Reuters

(CNN) ウクライナ北部チェルニヒウに17日、ロシア軍のミサイル攻撃があり、14人が死亡、61人が負傷した。同国のゼレンスキー大統領は防空システムが供与されていれば攻撃を防ぐことができたと指摘し、同盟国に改めて支援を訴えた。

当局によると、負傷者には子ども2人も含まれる。がれきの中に生存者がいないか、捜索が続けられている。

首都キーウの北に位置するチェルニヒウ郊外にミサイル3発が着弾し、複数の建物や病院、教育施設などが被害を受けた。CNNは被害を受けた建物の一つが8階建てのホテルだったことを確認した。

病院内をとらえた映像には煙が充満した廊下を職員が避難し、ベッドの周りにガラスが砕け散り、扉が蝶番(ちょうつがい)から外れている様子が映っている。別の映像では、遠くで煙が上がり、別のミサイルが建物を直撃する中、市民がバス停の横で身を守っている。

ゼレンスキー氏はここ数カ月、防衛に必要な防空システムを欠いていると西側諸国に警告し、支援を求めていた。同氏は「ウクライナが十分な防空システムを受け取り、ロシアのテロに立ち向かうという世界の決意が十分なものであったなら、このような事態は起こらなかった」と述べた。

15日に放送された米公共テレビPBSのとのインタビューでゼレンスキー氏は、先週の発電所へのロシアの空爆について、ウクライナはミサイルが枯渇し攻撃を阻止できない状況だったと明らかにした。この空爆ではキーウ州最大の発電所であるトリピルスカ火力発電所が完全に破壊された。

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