台湾国立公園、地震の影響で一時閉園
台湾・台北(CNN) 台湾東部の有名な観光地「太魯閣(タロコ)国立公園」が先週発生したマグニチュード(M)7.4の地震の影響で、新たな通達があるまで閉園となることがわかった。同公園が明らかにした。
同公園は声明で、園内にあるすべての道や施設が被害を受けたと説明。来園者の安全を確保するため、園内のすべての歩道とサービスステーションを閉鎖し、サービスについても一時的に停止すると明らかにした。
同公園によれば、閉園中も道路の補修を行い、安全性の評価を行う。再開の時期については別途通知するとした。
声明によれば、玉山や太魯閣、雪覇といった国立公園の環境保護区域へのアクセスの許可は現在停止しており、訪問者は復旧後、再度申請する必要がある。
太魯閣国立公園の広さは920平方キロで、1986年に誕生した。
険しい地形や切り立った崖、雄大な景色で知られる太魯閣国立公園だが、渓谷の多くの場所が今回の地震による被害を受けた。
花蓮県の観光当局の統計によれば、昨年は345万人が太魯閣国立公園を訪れていた。