中東で抗議デモ激化、米大使館が自国民に注意勧告 ガザ病院爆発で

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レバノン首都ベイルート郊外に集結したデモ隊/Mohamed Azakir/Reuters

レバノン首都ベイルート郊外に集結したデモ隊/Mohamed Azakir/Reuters

(CNN) 多くの死者が出たパレスチナ自治区ガザ地区の病院爆発を受けて抗議デモが展開されている中東で、イスラエルの隣国のレバノンとヨルダンにある米大使館は18日、社会情勢が不安定になっているとして自国民に対し注意するよう勧告を出した。

在レバノン米大使館は、抗議デモが警察と親パレスチナ派のデモ隊との小競り合いに発展したため、首都ベイルート北部のアウカル地区を避けるよう自国民に勧告した。同地区には米大使館が立地しており、デモ隊が大使館近くのバリケード突破を試みた。

地元メディアによると、抗議デモの現場では警察が催涙弾や放水砲をデモ隊に向けて使用。AFP通信の映像にもデモ隊に向けて放水砲が使用されている様子が映っている。

大使館は業務を続けているが、レバノン在住の米国市民への領事業務を優先しているという。また、自国民に対してデモを避け、大規模な集会や抗議デモで暴力的になっているものもあるため、近くにいる場合は注意するよう呼び掛けている。

ヨルダンの首都アンマンの米大使館も18日、同様の警告を出し、人混みを避けるよう勧告した。

ガザ地区の病院爆発を受けて、レバノンやヨルダン、その他の中東や北アフリカの国々では多くの抗議デモが展開されている。

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