プーチン氏、欧米の「傲慢さ」を非難 穀物合意に関するロシアの要求拒否で

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モスクワで会合に出席するロシアのプーチン大統領/Dmitry Azarov/Kommersant/Sipa/AP

モスクワで会合に出席するロシアのプーチン大統領/Dmitry Azarov/Kommersant/Sipa/AP

(CNN) ロシアのプーチン大統領は19日、国連が仲介した黒海穀物合意の延長に関するロシアの要求に欧米が応じなかったことに触れ、「傲慢(ごうまん)さと厚かましさ」を示すものだと批判した。

条件が満たされれば、ロシアは合意復帰を検討するとも述べた。

プーチン氏は19日に公開された他の閣僚とのリモート会議で、「純然たる傲慢さと厚かましさに他ならない。約束と空疎なおしゃべりだ。彼らは自らの立場を損なっているに過ぎない」と発言。「中でも、穀物合意の保証人の役割を果たしていた国連事務総長の権威は弱まった」と指摘した。

ロシアは過去に何度も合意を延長することで、「奇跡的な忍耐と寛容さ」を示していたとも主張した。

プーチン氏は「欧米は穀物合意を頓挫させるため、あらゆる手を使ってきた」とも指摘し、最貧国へ肥料を寄付するロシアの取り組みが妨害されたとの見方を示した。

また、合意に含まれる全ての原則が例外なく考慮され、実施されれば、ロシアは合意復帰を検討すると表明。食料や肥料の供給支援に当たるロシアの銀行や金融機関に対する障害は全て除去されなければならないと述べ、「国際銀行間通信協会(SWIFT<スウィフト>)」への即時接続などを求めた。

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