スウェーデンのNATO加盟、「要求満たされるまで」反対 トルコ大統領

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トルコのエルドアン大統領/Umit Bektas/Reuters

トルコのエルドアン大統領/Umit Bektas/Reuters

(CNN) トルコのエルドアン大統領は3日、記者団に対し、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟についてトルコ側として反対の立場を「撤回するつもりはない」と明らかにした。自国の示す全ての「要求が満たされる」まで、その姿勢は変わらないとした。

エルドアン氏はトルコ側の期待は明白であり、昨年と同じ原則を支持していると主張。スウェーデンがトルコからの分離独立を目指す勢力や在米のイスラム教指導者ギュレン師が率いるグループ「FETO」の関係者に隠れ場所を提供しているとし、そうした措置の停止に応じない限り反対姿勢を撤回するつもりはないとした。

トルコはギュレン師が2016年のクーデター未遂事件の黒幕だとみているが、ギュレン師側はこれを否定している。

エルドアン氏の今回のコメントは、スウェーデンのNATO加盟について同国やNATO、及び米国の当局者らによる最近の発言内容と矛盾する。

スウェーデンのビルストロム外相は先週、同国がNATO加盟をめぐってトルコの求める条件を満たしたと主張。NATOのストルテンベルグ事務総長も先月、エルドアン氏との会談後にスウェーデンが自国の義務を果たしたとの見解を示していた。

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