NATO事務総長、トルコ訪問 スウェーデン加盟に向けて協議

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4日、訪問先のトルコ・イスタンブールで同国のエルドアン大統領と握手をするNATOのストルテンベルグ事務総長(左)/Murat Cetinmuhurdar/PPO/Reuters

4日、訪問先のトルコ・イスタンブールで同国のエルドアン大統領と握手をするNATOのストルテンベルグ事務総長(左)/Murat Cetinmuhurdar/PPO/Reuters

(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は4日、訪問先のトルコ・イスタンブールで、エルドアン大統領と会談し、スウェーデンのNATO加盟に向けて引き続き協議を行った。

ロシアがウクライナに侵攻したことを受けて、スウェーデンとフィンランドは長年にわたる軍事的中立を放棄してNATO加盟に動いた。こうした動きは、NATOの弱体化を模索しているロシアのプーチン大統領にとって打撃となったと考えられている。

しかし、トルコはスウェーデンのNATO加盟を認めていない。いくつか理由があるが、主なものとしては、テロ組織が国内に滞在することを認めている点をあげている。

ストルテンベルグ氏は、6月の12日から始まる週に、スウェーデンとトルコ、フィンランドの当局者が集まり、スウェーデンのNATO加盟について協議を行うことを確認した。

スウェーデンでは先週、新たな反テロ法が施行された。武器の禁輸が解除されたほか、クルド人らの武装組織「クルディスタン労働者党」(PKK)に対するものも含めてテロ対策が強化された。ストルテンベルグ氏は新法について、スウェーデンがトルコの懸念に対処するため具体的な措置を講じ、「義務を果たした」との見方を示した。

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