サウジ、政府批判で収監の米国系男性を解放

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サアド・イブラヒム・アルマディ氏=2021年8月、米国/Ibrahim Almadi/AP/File

サアド・イブラヒム・アルマディ氏=2021年8月、米国/Ibrahim Almadi/AP/File

(CNN) サウジアラビアで昨年、政府に批判的なツイートを投稿したとして収監されていた、米国との二重国籍の男性が解放された。米国内にいる家族がCNNに語った。

この男性はサアド・イブラヒム・アルマディ氏(72)。息子のイブラヒム氏によると、21日午前2時に釈放されたが、渡航を制限され、現在は首都リヤド市内にいる。

米国務省は昨年10月、アマルディ氏が禁錮16年の刑を言い渡されて収監されたと述べていた。

息子のイブラヒム氏は「米国に戻るまで、自由の身とはいえない」と語った。

サウジと米国の当局者は、いずれも現時点で同氏の解放を確認していない。サウジ当局が同氏の渡航制限を解除し、帰国を認めるかどうかも明らかでない。

米NGO「フリーダム・イニシアティブ(Fi)」のサウジ担当責任者はアルマディ氏の解放を歓迎し、「罪のないツイートを書いたからといって、1日たりとも収監されるべきではなかった」と述べた。

Fiの声明によると、アルマディ氏は米国から投稿した14件のツイートを理由に禁錮刑を言い渡された。その一部は7年も前の書き込みだったという。

同責任者は、アルマディ氏が不当に拘束されて拷問を受け、息子と国際社会が働き掛けを続けた末にようやく解放されたと指摘。サウジには、同氏のような米国籍も持たず、注意を引くことのないまま収監されている人々があまりにたくさんいると強調した。

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