ウクライナ各地にミサイル攻撃、11人死亡

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ロシアのミサイル攻撃後に民間人の遺体袋を車に運ぶ=26日、キーウ/Sergei Supinsky/AFP/Getty Images

ロシアのミサイル攻撃後に民間人の遺体袋を車に運ぶ=26日、キーウ/Sergei Supinsky/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ各地で26日、ロシア軍によるミサイル攻撃があり、ウクライナ国家非常事態庁は11人が死亡、11人が負傷したと発表した。またエネルギー施設への攻撃を受け、首都キーウ(キエフ)などでは緊急的に停電措置が取られた。

非常事態庁の声明によると、ミサイル攻撃の被害は11州に及び、建物35棟が損壊し、火災が2件発生した。家屋への被害はキーウ州に集中している。警察・消防隊員100人が対応にあたっているという。

一方、ハルシチェンコ・エネルギー相は、エネルギー施設への攻撃でキーウ州など各地で緊急停電が行われたと述べた。特に同州や南部オデーサ、中部ビンニツァ州で影響は深刻だったという。

キーウ市や電力会社DTEKによると、キーウやキーウ州は緊急停電からこれまでの計画停電態勢に戻った。

オデーサでは病院など重要インフラ施設への電力供給は復旧したが、緊急停電は続いているとDTEKがSNS「テレグラム」への投稿で明らかにした。

ロシア軍が頻繁にエネルギー施設を攻撃しているため、ウクライナは電力不足に陥っている。これにより同国では制約のある電力供給予定を組まざるを得なくなり、計画停電を導入している。攻撃があると当局は計画停電から緊急停電に切り替えることが多く、厳しい寒さの中、ウクライナ市民は大きな影響を受けている。

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