「戦争終結は遠い先」 国連事務総長、プーチン大統領と会談

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ウクライナ東部イジューム郊外の村で乗り捨てられたロシアの戦車=11日/Juan Barreto/AFP/Getty Images

ウクライナ東部イジューム郊外の村で乗り捨てられたロシアの戦車=11日/Juan Barreto/AFP/Getty Images

(CNN) 国連のアントニオ・グテーレス事務総長は14日、ウクライナの戦争終結に向けた和平合意はまだ近づいていないとの見解を示した。

グテーレス事務総長は同日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話で会談。会談後、記者団に「我々は戦争の終結から遠く離れている」と述べ、「停戦は視野にない」「それが実現すると言えばうそになる」と語った。

事務総長はプーチン大統領との会談で、穀物に関する合意やロシア産品の輸出の可能性などさまざまな問題について話し合ったとしたうえで、ロシアの食料や肥料の輸出には障壁があると語り、「年内には世界の食糧が不足するリスクがある」との見通しを示した。

2人は戦争捕虜についても協議した。グテーレス事務総長によると、プーチン大統領は、先月ウクライナ東部のロシア占領地で捕虜収容所が攻撃された事件をめぐり、事実確認を行っている調査団に関してロシア側の障壁はないと語ったという。

グテーレス事務総長は、ウクライナの原子力発電所についてもプーチン大統領と話し合ったことを明らかにした。

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