印ニューデリーに開通の橋、警察が「自撮り」の危険を警告

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「シグナチャー橋」は11月4日に開通した/SAJJAD HUSSAIN/AFP/Getty Images

「シグナチャー橋」は11月4日に開通した/SAJJAD HUSSAIN/AFP/Getty Images

(CNN) インドの首都ニューデリーに今月開通した橋で、自撮り写真を撮るために危険を冒す例が目立ち、地元警察が注意を呼び掛けている。

ニューデリー市内のヤムナ川にかかる「シグナチャー橋」は、2億ドル(約230億円)の予算と約8年の月日をかけて建設され、今月4日に開通した。すでに数千人が訪れ、同市の新名所となることが期待されている。

ソーシャルメディアには、橋のケーブルや手すりによじ登ったり、走行中の車から身を乗り出したりして自撮りした写真が相次いで投稿された。

地元警察の幹部はCNNに、「こんなことをしないよう呼び掛けて、命を失う危険性もあることを知らせなければ」と語った。警察は橋の周辺に巡回、監視チームを配置したという。

インドの医療研究団体が7月に発表した論文によると、世界で2011年10月から17年11月に自撮りが原因で死亡した259人のうち、半数以上の159人がインドでの死者だった。

研究チームは論文で、観光地などに「自撮り禁止区域」を設定することを提言した。インドはすでに十数か所の禁止区域を設けている。

シグナチャー橋では今後、高さ約150メートルの主塔の上に展望デッキもオープンする。橋沿いにはそれまでに、安全な行動を呼び掛ける標識が立てられる予定だという。

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