不明マレーシア機、米企業が捜索再開に合意 発見なければ報酬なし

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マレーシア機、不明までのタイムライン

(CNN) 3年以上前に消息を絶ったマレーシア航空370便(MH370)について、海洋探査を手がける米民間企業のオーシャン・インフィニティが捜索を再開することに合意した。オーストラリア運輸省が明らかにした。

発表によると、マレーシア政府はオーシャン・インフィニティの申し出を受けて同機の捜索に関する契約を交わした。オーシャン・インフィニティは不明機を発見できた場合にのみ報酬を受け取ることで合意。発見できなければ料金は請求しない。オーストラリアはマレーシアの要請で、技術支援を提供する。

オーシャン・インフィニティは8月に捜索を申し出た時点で、「捜索再開の経済的リスクは引き受ける」と述べていた。新たな捜索にどれくらいのコストがかかるかは不明。

370便は2014年3月8日、マレーシアのクアラルンプールから北京へ向かう途中、乗客乗員239人を乗せたまま消息が途絶えた。マレーシア、オーストラリア、中国は約1億5000万ドルをかけて12万平方キロに及ぶ海底捜索を行ったものの、機体は発見できないまま今年1月に捜索の中止を発表していた。

オーストラリアのチェスター運輸相は、「捜索を続行するというマレーシアの決定は、MH370の発見に向けた決意の表れ」と指摘。「この新しい捜索で、搭乗者の家族にとっても、世界にとっても答えが出ることを願っている」とした。

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