「ISISはアサド政権を放置した結果」 トルコ首相

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トルコ首相にインタビュー

ロンドン(CNN) トルコのダウトオール首相は27日、CNNとのインタビューに応じ、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の存在は国際社会がシリアのアサド政権を放置した結果だと主張した。

ダウトオール首相はISISについて「問題を引き起こす原因であると同時に、危機の産物でもある」と指摘。「アサド大統領はとうの昔に正統性を失っていた。残念ながら国際社会が行動を起こさなかったため、大統領は犯罪行為を続け、力の空白を生み出した。ISISがその空白を埋めたのだ」と語った。

さらに「シリアにおけるすべてのテロ犯罪と人道問題に対して責任のある人間がひとりいるとすれば、それはアサド大統領だ。国民に対して化学兵器やたる爆弾を使う、アサド大統領のやり方だ」と批判した。

トルコ軍は先週初めて、シリアでISISの拠点を空爆した。これに先立ち、米軍がISISへの攻撃に同国内の基地を使用することを許可している。

結果として、シリア国境の一部に事実上の安全地帯が設けられることになった。。ダウトオール首相はトルコがかねて安全地帯の設置を求めてきたことに言及し、「これがもっと早く実現していれば、アサド政権がこんなに多くの人々を殺害することはなく、トルコやヨルダン、イラク、レバノンに難民が殺到することもなかった。ISISの活動を許す力の空白も生じなかったはずだ」と主張した。

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