インドの汚職事件、かかわった20人以上が死亡

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多くの場合、死因は自動車事故や自殺、病死と判断され、事件性をうかがわせる証拠はない。

しかしマディヤプラデシュ州の州首相だった同国水資源相のウマ・バラティ氏は全国紙タイムズ・オブ・インディアの取材に対し、「私とかかわった人物の命の危険におびえている。閣僚になった今もまだ恐ろしい」と語った。

シン記者に病歴はなく、外傷も見つからなかった。当局が検視を行って死因を調べているが、勤務先のテレビ局は独立機関による死因究明を求めている。

シャルマ氏の死については、警察は不審な点はなかったとしながらも、死因究明のための特別委員会を設置したことを明らかにした。

今回の事件では、マディヤプラデシュ州の政治家や幹部が絡む贈収賄が疑われており、州政府機関の就職試験や高等教育機関の入学試験の不正受験について、州当局が捜査を続けてきた。容疑者は2500人を超え、うち500人以上は行方が分かっていない。

同州のシブラジ・シン・チョウハン州首相は、疑惑が深まったことを受けて特別捜査本部の設置を発表した。

しかし全国紙のヒンドゥーは同州の対応について、「相次ぐ不審死に対する答えにはなっていない」とする論説を掲載。野党からの批判も強まったことを受け、チョウハン州首相は7日、不正疑惑と一連の不審死について、連邦当局による捜査を要請すると表明した。

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