イスラム武装組織、シリア最大の油田を制圧

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(CNN) イラクとシリアにまたがるイスラム国家の樹立を宣言しているスンニ派武装組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が3日、シリアの油田地帯を制圧した。シリア反体制派の「シリア人権監視団」(英国)が明らかにした。

人権監視団によれば、ユーフラテス川流域の町が相次いでISISに制圧され、同組織がイラク国内で制圧しているスンニ派地域とシリアのデリゾールがつながった。

同地はISISと対立する国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」が拠点としていたが、ISISは戦闘員に対して武器を捨てるよう要求。住民に対しては、「平和が戻るまで」1週間~10日間、町を離れるよう呼びかけた。

ヌスラ戦線の要塞もISISに占拠され、抵抗していた勢力はトルコに逃れたり、ISISに加わったりしているという。

制圧されたオマル油田はシリア最大の油田で、日量約7万5000バレルの産出能力がある。

ISISは過激な主張が高じて今年に入り、アルカイダ指導部に断絶を宣言された。制圧地域はシリアのアレッポからイラクの首都バグダッドの60キロ西部の地域まで、約5万平方キロに広がっている。

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