米ロ外相、4時間の話し合いも溝は埋まらず ウクライナ情勢

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米ロ外相、ウクライナ情勢巡り会談

(CNN) 米国のケリー国務長官とロシアのラブロフ外相は30日午後、ウクライナ情勢を巡ってパリで会談した。これに先立ち、ラブロフ外相はウクライナが連邦制に移行すべきだと主張して欧米諸国の賛同を求めた。

ケリー長官とラブロフ外相の会談は4時間に及んだ。ケリー長官が会談後の記者会見で語ったところによると、ラブロフ外相はウクライナ問題の外交解決を目指す立場を改めて示したものの、ウクライナ国境に展開するロシア軍部隊の撤収には同意しなかった。

ケリー長官は「互いに外交解決の道を提案した。ワシントンへ持ち帰ってオバマ大統領と相談する」と述べた。

長官は一方で「ロシア軍が恐怖と威嚇の空気を作り出している。緊張緩和を望むと言いながら国境に兵力を結集するのは賢明な判断といえるだろうか」と非難し、双方の溝の深さをうかがわせた。

長官はまた、ウクライナの将来に関する話し合いにはウクライナ国民の参加が欠かせないと強調した。

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