ロシアがクリミア支配確立の動き ウクライナに国際監視団

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装甲車がゲートに突撃

キエフ(CNN) ロシアが併合を決めたクリミア半島では22日、ロシア軍や親ロシア派勢力がウクライナ軍基地に突入するなど、支配確立へ向けた動きを進めた。ウクライナには近く、欧州安保協力機構(OSCE)の監視団が到着する見通しだ。

ウクライナ国防当局の報道官によると、クリミア半島南部にあるウクライナ軍のベルベク空軍基地に22日、ロシア軍特殊部隊の装甲車6台が空中に発砲しながら突入した。この襲撃で報道関係者1人が負傷した。

また、クリミア半島の別の基地にも親ロシア派の自警団とみられる集団が突入し、施設を占拠した。ウクライナ軍部隊は国旗を下ろして基地を出たという。

米国家安全保障会議の報道官は声明で、「こうした報告はロシアが作り出した危険な状況を反映している。プーチン・ロシア大統領はロシアの軍事介入がクリミアに安全をもたらしたと主張するが、その主張はうそだということが分かる」と述べた。

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