メキシコ市の治安悪化? 若者連れ去りなど犯罪相次ぐ

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タマウリパス州では犯罪組織に拉致されていた165人を救出=メキシコ内務省提供

タマウリパス州では犯罪組織に拉致されていた165人を救出=メキシコ内務省提供

米国人が犯罪に巻き込まれるケースも多く、メキシコで過去10年に死亡した米国人の数は、紛争地を除けば国外で最多となっている。2007年に35人だった米国人の死者は、11年には113人へと急増した。

もっとも、何事もなくメキシコを訪れる米国人は年間数百万人に上り、渡航者数も増え続けている。同国観光省によれば、2012年にメキシコに入国した米国人は約600万人。13年1~3月期の渡航者は、1年前より5.9%増えている。

北東部タマウリパス州では米国に向かおうとして犯罪組織に拉致されていた165人が救出されるなどの事件も相次いで報じられ、同国の治安を危ぶむ声が出ている。

旅行業界などの関係者によると、メキシコの治安は場所によって大きな違いがあるという。このため同国には、訪れる場所や行動によって、かつてなく危険な所も、安全な所もあるという。

メキシコの治安を研究している米ジョージタウン大学のジョン・ベイリー名誉教授は、「観光地にいて分別のある行動をすれば、身の安全は問題にならない」「善良な人にも悪いことは起こり得るが、それはごく一部にすぎない」と話している。

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