ミャンマー衝突、死者40人に 米大使館が警戒促す

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ミャンマーのテインセイン大統領

ミャンマーのテインセイン大統領

ミャンマー政府は22日、同地に非常事態を宣言し、軍を派遣して秩序の回復に当たった。しかし当局は、週末にかけて仏教徒の集団による放火が周辺地区で相次いだとしている。

国営紙によれば、テインセイン大統領は25日、「暴力を主導した者、暴力にかかわった者を摘発し、宗教にかこつけて衝突をあおった者を見つけ出す」と表明した。

国連の人道部門は25日、今回の暴動により、ミャンマー政府の推計で1万2000人以上が学校や寺院などに避難していることを明らかにした。政府は避難してきた人たちに人道援助を提供しているという。

メイティラの犠牲者には仏教僧も含まれると伝えられたが、同地の野党議員は26日、犠牲者の大半はイスラム教徒だったとの見方を示し、「イスラム教徒の住宅は大部分が破壊されたり焼失したりして、ほとんど残っていない」と語った。

警察は街を歩き回っていた仏教徒の集団から刀剣などを押収したと当局者は説明。この集団の中には僧侶もいたとしている。

ヤンゴンで仏教系の住民が多い地区に住む仏教徒の国連職員は26日、家族の身を案じて別の地区に住む親類の家に避難させたという。

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