インドで2日連続の大停電、6億人に影響 首都も混乱

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空港や病院は非常用電源を使って業務を続ける一方、休業となる企業も多かった。

停電の原因は、電力量が増大する需要に追い付けなかったことにあるとみられる。特に夏場は需要の増大に伴い停電が頻繁になっていた。今年はモンスーンシーズンの雨量が例年より少なかったため、農家がかんがいなどに使う電力量が増えたほか、湿度の高さからエアコンの使用量も増えていた。

同国の電力相は停電の原因などについて調査を指示した。原因はまだ分からないとしながらも、一部の州で農地を中心に通常以上の電力が使用されていた可能性があると述べた。野党からは、政府の電力政策に過ちがあったと批判する声も出ている。

インドの電力消費量は世界で4番目の規模。石炭による発電のほか、水力発電も利用しているが、モンスーンの雨量が少なかったことで発電能力に影響が出た。今回の停電により、電力需要増大に対応したインフラ整備の必要性が浮き彫りになったと専門家などは指摘している。

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