米議会襲撃調査委、トランプ氏に召喚状送付 証言と文書提出命じる

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米議事堂襲撃を調査する下院特別委員会が、トランプ氏に対し正式に召喚状を送付した/Emily Elconin/Getty Images

米議事堂襲撃を調査する下院特別委員会が、トランプ氏に対し正式に召喚状を送付した/Emily Elconin/Getty Images

(CNN) 2020年1月6日の米連邦議会議事堂襲撃を調査する下院特別委員会は21日、トランプ前大統領に対し正式に召喚状を送付したと明らかにした。20年大統領選の結果を覆そうとする多層的な計画で、トランプ氏が中心的な役割を果たしたと位置づけた。

召喚状の発出にはトランプ氏に宣誓証言や文書提出を強制する狙いがある。11月4日までに文書を提出し、同14日ごろから1日以上対面またはオンラインで宣誓証言するよう命じる内容。

トランプ氏の弁護士は21日午後、召喚状を精査して「この前例のない措置に対し適切な対応を取る」と述べた。

トランプ氏が召喚状に応じるかどうかは不明だが、今回の措置はトランプ氏本人からの情報提供を求める特別委員会の意向を明確にする役割を果たす。トランプ氏は召喚状について法廷で争うことも可能で、法廷闘争は連邦最高裁までもつれる可能性がある。ただ、そうした法的措置を取った場合、特別委員会が任期切れを迎える可能性もある。

特別委員会の副委員長を務めるリズ・チェイニー下院議員(共和党)は今週、ハーバード大でのイベントで、トランプ氏が法的義務を履行し、委員会の召喚状を尊重するものと想定していると説明。召喚状に応じなかった場合は必要な措置を取ると述べた。

特別委員会はトランプ氏が選挙転覆や献金集めを促進する目的で、20年の大統領選が盗まれたとの虚偽の主張を「故意にかつ悪意をもって」広めたと指摘。トランプ氏が偽の選挙人を獲得する企てを「画策・監督」したとしている。

トランプ氏は13日の投票で召喚状発出が決まった後、SNS「トゥルース・ソーシャル」に特別委員会を批判する長文を投稿。最近では「証言するという考えは大好きだ」と主張するFOXニュースの記事を共有していた。

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