ファイザー製ワクチン、FDAが近く正式承認の可能性 義務化も容易に

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ミズーリ州スプリングフィールドで野球の試合でワクチン接種も行う様子=8月5日/Spencer Platt/Getty Images

ミズーリ州スプリングフィールドで野球の試合でワクチン接種も行う様子=8月5日/Spencer Platt/Getty Images

カイザー・ファミリー財団が実施した意識調査では、未接種の成人の3割が、ワクチンが正式承認されれば接種を受ける可能性が高くなると答えていた。

ただ、一部にはワクチンに関する混乱もあった。「ワクチンは既に正式承認されていると思う」「よく分からない」という回答は3分の2に上っている。

フィラデルフィア小児病院ワクチン教育センター長で、FDAのワクチン諮問委員会の委員を務めるポール・オフィット氏によると、FDAは現在、新型コロナワクチンの承認に向けて「24時間態勢で」動いているという。

ワクチンが正式承認されれば、職場で義務付けることも容易になり、まだ接種していない人の多くは、解雇されないために接種しなければならなくなる。

「FDAの承認だけでは多くの人に接種してもらうことはできない。しかし医療制度や雇用主はもっと積極的に接種を義務付けられるようになる」「ワクチンと予防接種の義務付けには前例がある」。ノースウェスタン大学ファインバーグ医学校のマイケル・ウルフ氏はそう指摘する。

米雇用機会均等委員会によれば、職場で新型コロナワクチンの接種を義務付ける法的権限は既にある。しかし正式承認されれば、法的な異議申し立ての説得力が薄れる。

ノースウェスタン大学コミュニケーション校のエリック・ニスベット教授は「接種率70%の目標を達成したければ、アメとムチが必要だ」と強調した。

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