州政府の強制隔離を連邦政府が懸念 「人権侵害」の声も エボラ出血熱

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隔離されているテントのイメージ=ケイシー・ヒコックスさん提供

隔離されているテントのイメージ=ケイシー・ヒコックスさん提供

オバマ大統領は同日、エボラ対策チームと対応を協議した。ホワイトハウスの声明によると、大統領はこの中で、政治的対応は医療科学を根拠としなければならないと述べ、医療従事者の意欲を不必要にそぐことがあってはならないと強調した。

ニューヨーク市のデブラシオ市長も同日夕の記者会見で、ヒコックスさんの強制隔離は不適切だったとの見方を示し、「英雄が礼儀を欠く待遇を受けた」と批判した。

ヒコックスさんは、隔離テントに手荷物の持ち込みは認められず、紙製の着替えのみを与えられて、部屋にはシャワーも流せるトイレもないと説明。テレビも読むものもなく、ただ壁を眺めているしかない状況だと語っていた。

このような処遇を受けるのであれば、エボラ患者を助けるため西アフリカに行こうという医療従事者の意欲がそがれかなねいとも危機感を示した。

病院は26日になって、ヒコックスさんがコンピューターや自分の携帯電話を使えるようになり、希望する食事も届けられたと発表した。

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