米、対イラン制裁緩和の用意 国務次官

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シャーマン米国務次官

シャーマン米国務次官

(CNN) シャーマン米国務次官は3日、米上院外交委員会で、対イラン制裁の一部緩和を検討する用意があることを明らかにした。ただし、イランが信頼醸成に努め、核交渉に本気で取り組む意志があることを示すことが条件だ。

シャーマン次官は「イラン側が検証可能で具体的な行動を取れば、私たちにもできることがあるかもしれない」と述べた。一方で、制裁の全面的な解除については、核開発に関する懸念が完全に払拭されない限りないと明言した。

外交委員会ではイランに対話を促すため制裁強化の議論が進んでいるが、次官の発言はこうした動きを受けたもの。同氏は、今月ジュネーブで行われるイランと国連安全保障理事会常任理事国にドイツを加えた6カ国との核協議の結果を見るまで、そうした措置は控えるべきだと述べた。同氏は核協議に米国代表として参加する。

だが議会内では、オバマ政権の制裁緩和姿勢に対して、時期尚早だとの懸念の声も聞かれる。

上院外交委員会のエド・ロイス委員長(共和党)は「交渉における米国の影響力を強化し、イラン政府に核開発を続ける財源を与えないために、圧力を高めることが重要だ」と声明で述べた。

イラン政府が最近、核交渉に前向きとも取れる対応を示しているのは、制裁によって経済が打撃を受けているためとみられている。

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