ギリシャ、アクロポリスへの入場制限を開始 1日2万人まで

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猛暑のなか、パルテノン神殿を訪れる観光客=7月/Milos Bicanski/Getty Images/File

猛暑のなか、パルテノン神殿を訪れる観光客=7月/Milos Bicanski/Getty Images/File

(CNN) ギリシャの首都アテネにある世界遺産「アクロポリス」への入場者数が4日から、1日2万人までに制限された。

アクロポリスはパルテノン神殿で知られる都市国家遺跡。世界各地から多くの観光客が訪れるが、今後は予約サイトを通し、1時間の枠ごとに入場者を制限する。

メンドーニ文化相は先月、国内ラジオ局とのインタビューで、アクロポリスには毎日、最大2万3000人という「膨大な人数」が訪れていると指摘した。

同氏によると、アクロポリスの入場時間は夜8時までだが、ほとんどの観光客が午前中に集中し、人の流れが滞って「不快な状況」を招いてきた。

制限システムは今のところ試験段階で、正式には来年4月に導入される見通し。過密状態を避けて、遺跡の安全と保全を図る。

アクロポリスはこの夏、欧州を襲った記録的な熱波の影響で一時閉鎖された。8月末には、山火事の煙に包まれる光景もみられた。

入場制限は4月以降、ギリシャ国内で電子チケット制を採用しているほかの遺跡にも適用される。

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