仏当局、グーグルに650億円の罰金 記事使用料の交渉めぐり

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フランスの反トラスト(独占禁止)当局がグーグルに対し650億円の罰金を科した/Alain Jocard/AFP/Getty Images

フランスの反トラスト(独占禁止)当局がグーグルに対し650億円の罰金を科した/Alain Jocard/AFP/Getty Images

ロンドン/パリ(CNN Business) フランスの反トラスト(独占禁止)当局は13日、米アルファベット傘下のグーグルに対し、5億ユーロ(約650億円)の罰金を科した。当局は声明で、グーグルがフランスの報道機関との記事使用料をめぐる交渉に関連した指示について複数回にわたって従わなかったとしている。

当局によれば、グーグルが今後2カ月以内に報道機関のコンテンツに対する補償を提案できなければ、さらに1日あたり90万ユーロの罰金が科される。

反トラスト当局トップは、規制当局が企業に対して義務を課した場合、企業は精神と条文の両面で綿密に従う必要があるが、今回はそうではなかったと指摘。グーグルは、報道機関や出版社と誠意をもって交渉を行わず、ネット上のコンテンツに対する支払いの協議を持つことを拒否したと述べた。

グーグルは今回の決定について「非常に残念だ」と述べた。グーグルの広報担当は、「我々はすべての過程において誠意をもって行動した。今回の罰金は合意に達しようとする我々の取り組みや、我々のプラットフォームにおけるニュースの仕組みの現実を無視したものだ」と語った。

グーグルは、フランスの報道機関の団体「APIG」と支払いについて大枠で合意したと指摘。ルモンド紙やフィガロ紙など一部の主要出版社とも合意に至っていると述べた。

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