北朝鮮でネット接続不能、9時間後に復旧

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北朝鮮のインターネットは9時間後に復旧したと見られる

北朝鮮のインターネットは9時間後に復旧したと見られる

(CNN) 北朝鮮で22日、インターネット通信に大規模な障害が起き、9時間余り接続不能になったことが、米企業の調べで分かった。現在は復旧していると見られる。

世界各地のネット接続状況などを監視する米ダイン・リサーチが報告したところによると、北朝鮮全土のインターネット通信は21日からの24時間で次第に不安定となり、その後9時間以上にわたって全くつながらなくなった。

同社のネット分析部門責任者は接続が復活する前のコメントで、「通常なら単発の小さな障害が起きる程度で、接続障害が続くことはない。何らかの攻撃を受けている可能性も否定できない」と語った。

また、米クラウドフレアのマシュー・プリンス社長は「北朝鮮へつながるルートがすべて消滅し、ネットの世界地図から北朝鮮が消し去られてしまったかのようだ」と述べた。

同氏がCNNに語ったところによると、何者かが個人で障害を引き起こした可能性は十分に考えられる。ただし攻撃と断定することはできず、「もしそうだとしても米国が仕掛けた可能性は非常に低い」という。

米政府は最近、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記の暗殺を題材とするコメディー映画を製作した米ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)へのサイバー攻撃を、北朝鮮の仕業と断定。オバマ米大統領は、米国がソニーへの攻撃に対して「相応の対抗措置」を取ると述べていた。北朝鮮側は関与を否定している。

米国務省の報道官は、北朝鮮のネット障害についての質問に「われわれが対抗措置の選択肢を公表したり、こうした報道へのコメントを出したりすることはない。ただ言えるのは、対抗措置を実行した場合も目に見えるものと見えないものがあるということだ」と答えた。

米国家安全保障会議(NSC)の報道官も同様に、この報道に対するコメントを避けた。

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