新型コロナワクチン、第1段階の治験で全員に免疫反応 米モデルナ

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第1段階の臨床試験は、18~55歳の健康な大人45人を対象に実施され、mRNA-1237を28日間隔で2回投与した。

1回目は3月16日~4月14日にかけて投与され、グループごとにそれぞれ25、100、250マイクログラムの投与を受けた。

2回の投与を受けた被験者の一部には、軽度から中程度の副作用が表れ、投与量が多いほど、副作用は増える傾向があった。それでも「治験を阻むような安全上の懸念はない」と研究者は判断している。

治験データは、ワクチンによって抗体反応が引き起こされていることを示していた。被験者全員に、新型コロナウイルスに感染して回復した人と同様のレベルで、ウイルスに対する中和抗体ができていることが判明。中和抗体はウイルスに結合して、人の細胞を攻撃できない状態にする。

専門家は今回の研究について、ワクチンの効果や安全性を検証するために、さらなる研究が必要だと指摘する。

第3段階の臨床試験は、成人3万人を対象として、全米の87地点で実施される見通し。

世界保健機関(WHO)によると、世界ではモデルナを含めて23種類のワクチンの臨床試験が行われている。

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