FRB、4会合連続で政策金利を据え置き

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会見に臨むFRBのパウエル議長/Samuel Corum/Bloomberg/Getty Images

会見に臨むFRBのパウエル議長/Samuel Corum/Bloomberg/Getty Images

首都ワシントン(CNN)  米連邦準備制度理事会(FRB)は1月31日、米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、4会合連続で金利を据え置いた。FRBの政策金利が依然として23年ぶりの高水準にある中、ウォール街は年内での利下げを待望している。

FRBはインフレ退治のため2022年3月から11回連続で積極的に利上げを進めた。物価上昇はその後著しく緩和し、FRBが目標とする2%のインフレ率に迫っている。

早期利下げへの期待が高まっているが、FRBのパウエル議長は会合後の記者会見で、「利下げの提案はなかった」と説明。3月の利下げについて否定的な見方を示した。

その上で、当局者らはインフレ率に関して「より大きな確信」を得る必要があると指摘。目標の2%に向け持続的な道筋をたどっていることを確認した後、利下げを検討するとした。

また、リセッション(景気後退)を引き起こすことなくインフレを抑制するソフトランディング(軟着陸)はまだ達成していないとも分析。「進展が心強いものであるのは間違いないが、この時点で勝利を宣言できる状況には全くない」と強調した。

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